紙芝居「かばくんの気持」シナリオ (作:冨永良喜・大島英世)
パペットの人形の会話(パペットは、腹話術のような人形です。感情表現を促進するのに有効です。もちろん、この導入はなくてもかまいません)
こざるさん:「あれから1ヶ月がすぎたね。さいきん、よくねむれないんだ」
おおざるさん:「そうこざるさんも、そうなの。ぼくもあれから、なんかへんなんだ。勉強しようと思ってもなかなか、集中できないんだ。」
こざるさん:「どうしたらいいのかな。こんな気持はじめてだな」
おおざるさん:「そうだ、ものしりかばくんに、聞いてみようか」
かばくんの紙芝居登場
表紙:「かばくんの気持」
1枚目:「あれから、1ヶ月がすぎた。なんだか、こわーい感じがするんだ」
2枚目:「よるなかなかねむれないし、ねむったと思っても、いやーな夢をみて、目がさめちゃうんだ」
3枚目:「ちょっとした物音でも、びくっとして、ぞくぞくっとして、頭の中が真っ白になるんだ」
4枚目:「だれにも会いたくないし、勉強もする気がしないんだ」
5枚目:「わしにはわかるんじゃ。あんなつらいことがあったんだから、心と身体がそんな風に変化することは、むしろ、当たり前のことなんだ。でもな、このつらい出来事を乗り越えるためには、3つの大切なことがあるんじゃ。それは、安心・絆・表現、じゃ」 6枚目:「息をふーっとゆっくり吐いてごらん。家族のひとに思い切り甘えてごらん。すると、ほっとした気持がするよ」
こざるとおおざる:「あ、それが、安心なんだ」
7枚目:「友だちや家族の人に、肩に手を置いてもらってごらん。身体があったかくなって、心まであったかくなるよ」
こざるとおおざる:「あ、それが、絆なんだ」(こざるにおおざるが肩に手を置く)
8枚目:「おもいっきり泣いていいんだよ。こんなにつらいことがあったんだから、思いっきりないていいんだよ。信頼できる人に、涙をしっかり受けとめてもらってごらん。」
こざるとおおざる:「あ、それが、表現なんだ」
表紙:「そしてかばくんは元気になりました。前よりも、たくましくなりました」
こざるとおおざるの会話:「なんだか、元気がでてきたよ。安心・絆・表現なんだね」
このあとに、いまの気持をチェックしてみよう。(STAI-Cやポムス簡略版6項目実施)
イメージ呼吸法
肩のペア・リラクセーション
語り合う時間
気持チェック