名須川知子
幼児期における表現活動について、主に身体の動きの表現を中心に研究をすすめていいます。
しかし、幼児期は音、動き、描画等様々な表現媒体による表現を展開します。そこで、総合的な遊びと発達の関連性に着目しています。さらに、それらの表現を促す保育者の専門職性にも関心をよせています。最近は、幼稚園における子育て支援の一環としての保護者の育ち、さらには子どもをめぐる人権にも研究範囲を拡げています。

●著書
『幼稚園実習の展開』(共著)ミネルヴァ書房、2010年
『保育内容「表現」論』(共著)ミネルヴァ書房、2006年
『唱歌遊戯作品のおける身体表現の変遷』(単著)風間書房、2004年

●論文
「幼稚園の専門性を生かした子育ての支援」(単著)『初等教育資料2月号』857号 文部科学省、2010年 pp.88〜95
「父親参加の子育て支援に関する研究―「もち米づくり」の実践からー」(共著)『学校教育学研究』
 兵庫教育大学学校教育研究センター紀要第21巻 pp.123〜128
「インドにおける女子教育及び女性のライフコース(第2報)―デリー及びボパールでの調査(2007)よりー」
 兵庫教育大学研究紀要 第33巻 pp.85〜98

●担当授業科目
学部:保育内容表現論、幼年教育表現論、幼児教育指導総論、ほか
大学院:幼年児童保育内容表現論、同演習、ほか  

●学部ゼミの紹介
3,4年ほぼ一緒にゼミをします。
3年前期は、主に子どもを見る眼に関する文献を購読します。今は、津守真著『保育者の地平』(ミネルヴァ書房)を要旨をまとめて、
発表、討論をしています。3年後期には、自分の研究テーマの模索を開始します。テーマの関連論文、文献を購読して発表します。
4年は、自分の研究テーマについて少しずつ発表しながら、みんなの意見を聞いて深めていきます。後期は個別指導が多くなります。

●卒業論文の例(平成17年度)
幼児のごっこ遊びに関する研究ー保育者の援助を中心にー
幼児の食育に関する研究ー昼食時間の環境をづくりを中心にー
学校教育におけるジェンダーー幼児の活動や遊びを通してー
保育における手あそびの意味に関する研究
特別支援教育についての研究ー保護者の期待を中心にー

●大学院ゼミの紹介
昼間コースのゼミは、各自の修士論文のテーマに沿って、研究中間発表と議論を実施しています。
夜間コースも基本的に同じですが、お互いの都合のあう土曜日の午後にしています。
内容は、昼間コースと同様に、自分のテーマに沿った形で、今までの実践を振り返ってまとめ、発表・議論しています。
お互いに幼児教育・実践という点では共通していますが、それぞれテーマとして研究の切り口や方法が異なるので、
お互いに学び合えることを目的としてします。

●修士論文の例(平成21年度)
幼児教育における「表現」の意義に関する研究―フレーベル幼稚園の実践を通してー
幼児期の体験が小学三年生のなわとび技術に及ぼす影響―作文分析からー
幼児の生活から派生する音楽的表現に関する研究―オルフ・シュールベルクを道しるべとしてー
保育における「自然」とのつながりに関する研究―5歳児の保育の実践分析からー

■メッセージ
こどもの教育に関する研究は、実践から生み出て、実践にかえるものでなくてはならないと確信しています。
従って、実践経験のある院生はそれなりに、ない院生、学生は実践の場に出ていってまず肌で子どもとふれあうことから研究をスタートすることにしています。
子どもは様々なことに気づかせてくれます。研究することで少しでも実践が深められたらと願っています。


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[ver.2010-1]