足立 正
主に幼児期の健康に関することについて,研究しています。具体的には,子どもの動作・体力・運動能力の発達,睡眠や遊びなどの生活習慣の状況と課題及びそれらと健康との関連性について検討しています。また,幼稚園や保育所における身心の健康的な発達に向けた実践研究についても深めたいと思っています。

●著書
『健康保育の科学』〔共編著〕みらい,2006年
『保育のための小児保健』〔共著〕西日本法規出版,2001年
『健康と生活環境』〔共著〕朝倉書店,1993年

●論文
「母親の養育態度が幼児の睡眠習慣に及ぼす影響」〔共著〕『小児保健研究 第66巻第2号』,2007年 
「低年齢児の四肢を使用する運動遊びと保育者の働きかけによる変化」〔共著〕『家庭教育研究 第11号』,2006年 
「幼児の立位における蹴動作の発現と片足身体支持能力の発達」〔単著〕『乳幼児教育学研究 第12号』,2003年

●担当授業科目
大学院(修士課程):幼年児童教育内容健康論・同演習 ほか
学部:保育内容健康論,小児保健,子どもの遊びと文化 ほか

●学部のゼミ紹介
3年・4年は,原則として合同で行っています。3年次には,論文作成や子どもの健康に関わる基本的な資料の読解を通して,各自が卒業論文のテーマや方法について絞っていく期間にしています。
4年次は,卒業論文作成に向けて,テーマに基づいた研究計画とその実施を具体的に行います。自由に話し合いながら,最終的に子どもの健康に関わる個々の視点を生かした論文に仕上げて欲しいと思っています。

●卒業論文の例
内容については,学生自身の興味・関心を中心に設定していますが,「運動遊びと身心の健康や発達に関すること」「幼児の偏食・食育に関すること」「幼児の遊びと保育環境に関すること」「子どもの遊びや居場所に関すること」などがあります。

●大学院ゼミの紹介
大学院の修士課程前半では,研究法や子どもの健康に関わる基本的な文献の講読を通して,修士論文のテーマを考えていきます。後半は,テーマ・研究計画に基づいて,資料収集や論文作成を行います。各学年が集まって議論しながら,各自の研究をより良くできるように進めたいと思っています。夜間も基本的に同様の方法で行いますが,ゼミの時間については,相談の上,設定しています。

●修士論文の例
現在のテーマ(仮)としては,研究生の課題も含めて,「小学生における遊びの変遷とその活動性における世代間の関連性」「親子野菜栽培の教育効果に関する実践的研究」「食育実践の効果に関する尺度の試作」などがあります。

●メッセージ
子どもの睡眠リズムや遊び等の生活習慣や運動能力などに関して,多様な問題が指摘されています。日常的に子ども達と接している幼稚園や保育所の先生方は,発育や発達の問題を,鋭く感じていらっしゃると思います。同時に,子どもの遊び・からだ・健康や実践に関しては,その客観的な評価は困難な場合もあります。しかし,子どもの健康的な発育発達に向けて,研究と実践を互いに補完的に積み重ねていくことが大切なのではないかと考えています。
それぞれが持っている経験を生かしながら,少しでも子どもの健康に貢献できる研究や実践に関する考えを,お互いに深めていければと思っています。