通常学級での実践を成功させていくためには、ティームティーチングはもとより、保護者、障害児学級担任、他の教師、管理職、教育委員会、他の生徒、他の子どもの保護者、医療機関、相談員(心理)と多方面のネットワークづくりが大切であることを再認識しました。また、その連携がうまくいくためには、細やかな心くばりや工夫、そしてある時は大胆な作戦が大切なのですね。会議の持ち方やタイミングなど様々なツボを教えていただきました。
 ティームティーチングを進めていく上でその児童に対する関わり分担表(2人ともノーケアにならないために)や問題行動の理解と実践効果の確認のための機能分析表づくり、保護者と2名の教師との交換日誌(気をつけること・頑張っていること・良くなっていることを共通理解する)の有効性が報告されました。
 悪い点を「悪い」とか「だめ」というだけでなく(ついこうなってしまいがちなのですが)、頑張っている点や良い点を共通理解し、良いことを「良い」とフィードバックしていくという先生たちの実践によって、本人自身も「俺はだめだ」というだけでなく「俺は今頑張ってる」等の肯定的な自己モニタリングが可能になったのではないかと思いました。また、問題が生じてから体制を整えるのではなく、幼小保連携を積極的に行っていくことによって予防的に対応していくことの必要性も指摘されました。今後の課題として学年進行していった場合の学力的な困難性に対してどのような指導体制の工夫が考えられるか?という点が取り上げられました。
 
年度末のお忙しい中、話題提供をしていただいたお2人の先生方ありがとうございました。
、                                (文責:井上)