少し前の過去の出来事についての質問に答える
井上 雅彦
 
 直前の行動についての「だれ、なにをした?」という質問、あるいは「はい・いいえ形式の質問」については、ある程度応答可能になっている場合、次の段階として、「少し前のこと」について質問し、応答することを勉強します。
 
 前日、あるいは当日にしたことをスケジュール表に記入し、子どもの前に提示します。
 
              例














 

    月  日  曜日

 朝ご飯
 おかあさんと計算の勉強
 おかあさんとお買い物ごっこ
 おかたづけ
 お昼ご飯
 ○○先生とプール
 ■■先生とピアノ
 テレビ
 夕食
 お風呂

 
 
 最初はこのスケジュールを提示しながら簡単な質問をしてみます。
例えば、
ステップ1(文章中に答えが有る単純質問)
「誰とプール(計算の勉強・お買い物ごっこ・おかたづけ・ピアノ)をしましたか?」
ステップ2(文章中に答えがない単純質問)
「朝ご飯(お昼ご飯。夕食)はなにをたべましたか?」
「なんのテレビをみましたか」
ステップ3(はい・いいえで答える質問)
「朝ご飯はカレーをたべましたか?」実際はパンをたべた
ステップ4(前後の時間概念を含む質問)
「テレビ(他の活動も同様に)の前に(後に)なにをしましたか?」
 
ステップ5(上述の質問に対する子どもの応答に質問を行う)
「朝ご飯「夕食はなにをたべましたか?」
「カレーライス」
「ふーん、カレーにはなにがはいってた?」
ステップ6(「今日の」、「昨日の」をいれて質問する)
 前日の分のスケジュール表、と本日のものをあわせて提示します。
 例えば「昨日の夕食はなに食べたの?」
ステップ7(予定表なしで上記の質問に応答可能かチェック)
   
などの質問系列が考えられます。順番にとらわれないことが大切です。「疑問詞質問への応答」、「はい・いいえの質問応答」「〜より前・後・今日・昨日・明日などの時間概念語を含んだ質問応答」についてはまた後日アップします。
                            ver.1  2001/02/26